交通事故による骨折は後遺障害が残ってしまうこともあり苦労が絶えません。
この患者さんは現在38歳の男性会社員。25歳の時オートバイで走行中事故により右足首の骨が粉々になってしまい足の変形が残ってしまいました。
仕事が立ち仕事のため最近は歪んだ右足と膝、腰が慢性的に痛くなり病院へ頻繁に通うようになったそうです。
歩行も辛くなり来院されました。
治療だけしても一時しのぎになってしまうので足底板で歩行の負担を軽くすることにしました。
足の変形が強く生涯使わなければならないので医療用のオーソティクスと言う一足一足手作りの足底板をオーダーすることになりました。
足底板により歩行は安定しました。
仕事中の辛さはかなり改善したようです。
長年の足の歪みにより体の歪みも強くなっていました。定期的な治療と自宅でのストレッチも開始しました。
早めに足底板による足の矯正をしておくべきですね。
交通事故の場合、示談前であれば足底板の費用負担もかからない場合があります。
事故後治療の経過をみながら将来どのような障害が残るか考えることが大切ですね。